複雑なトレンドとシンプルな仕組み
子供の憧れる職業、医者・弁護士・Youtuber…
夢よりお金が先行している。不気味な現実だ。
誰かが儲けたから自分だってできる。それはそうかもしれない。
事実、誰かが莫大に儲けている職業だから。
なれば楽して稼げるという幻想を抱いている。
そんな職業のような過程を称賛したところで大した事は起こせない。
何かの有名な職種における王手の真似事だけでは、
やはり時間的な信頼や人との繋がりが足りない。
だからこそ、誰かがしているから儲けると考えるより、
誰かがもうしているから、そこは任せるという位がちょうどいいのではないか。
物は希少なものほど高い。サービスも同様だ。
そう、自分だけのルートを開拓する場合での競合*1防止として参考となり、
また、まだ誰もなせていないという確証を得る事が比較する事によりでできる。
比べる相手がいるだけで、より簡単に多くを閃く事ができる。
纏めると、先を行く人たちの完全なコピーでは成功得られない。
そこで、ベースとして普遍的な部分を利用し、
後に独自性・個性を加えていくということだ。
次に、なぜ個性でなくベースを優先するのか。
実を言うと、個性優先でも一時的な成功のようなものは得られる。
ただ、活動における経験的な資産は、個性に基づくものになってしまう。
社会的なブーム(流行り)と廃りは、「盛者必衰をあらわす」の言葉通りである。
少数精鋭に依存する事で満足する人にとって、誰もがしている事は「古い」。
でも、少数精鋭に依存する人を見てその流れに乗ろうとする人がいる。
人の推移を考えてみると、まるで1つの波のようになる。
そう、流行ることは廃れることは表裏一体だという事がわかっているはずだ。
そこで、普遍的に応用が利くベースでの経験。
人でなく、仕組み・法則をいかに違和感なく取り入れていくか、そこに着目する。
より便利な、精錬された。そんなシンプルなシステムは生活の一部となる。
社会の一部か、生命活動の一部か。そのような、次元を見て考えていきたい。
*1:仕事のカブり